イーウェル(eWeLL)
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SUSTAINABILITY SUSTAINABILITY

サステナビリティ

環境

環境負荷低減の取り組み

主な取り組み

・ペーパーレス化の実現
当社は創業以来、訪問看護業界の紙カルテを電子化し、累計7,200万件分の記録をペーパーレス化してきました。さらに、2024年開始のオンライン資格確認にも迅速に対応し、請求業務のペーパーレス化と書類送付に伴う環境負荷の低減を実現しています。
・環境負荷低減の取り組み
当社は、カーボンニュートラルや循環経済(サーキュラーエコノミー)の実現に向けて、リユース端末を提供する「iBow モバイル powered by OPTAGE」を開始しております。この取り組みにより、年間1,000台のリユース端末が提供されると、iPadの製造にかかる二酸化炭素の排出量*が5.6t削減されると試算しております。
これにより、資源の再利用による循環型社会の実現にも寄与していきます。
*iPad 10th 製造にかかるコスト 72kg CO2 ×78%( 製造にかかる部分)=56.2kg CO2

社会

少子高齢化の加速による医療の需要増加と担い手不足への対策

主な取り組み

  • 訪問看護専用電子カルテ「iBow」
    「iBow」は、少子高齢化による訪問看護サービス需要の増加と担い手不足に対応するためのクラウド型電子カルテです。簡単で直感的な操作性により記録業務の負担を軽減し、看護師が本来の業務に集中できる環境を提供します。また、リアルタイムでの情報共有機能によりチーム間の連携を強化し、効率的なサービス提供を可能にします。
外部評価

受賞歴:

『第16回ニッポン新事業創出大賞 経済産業大臣賞 最優秀賞』
『第21回Japan Venture Awards 中小機構理事長賞』
『EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2023 ジャパン』

データ活用によるイノベーションの創出

主な取り組み

  • 生成AIの活用
    当社は生成AIを活用したサービスを複数提供しています。「AI訪問看護計画」は、「iBow」内の利用者データと公開情報を基に生成AIがワンクリックで計画書を作成します。また、「AI訪問看護報告」は訪問記録を基に報告書を自動作成し、文書品質の安定化と時間削減に貢献します。
  • 地域包括ケアプラットフォーム「けあログっと」
    全国の訪問看護ステーションから収集したインフラデータを活用し、退院支援や地域医療連携を効率化します。このプラットフォームは地域医療リソースの最適化と医療の質向上に寄与しています。
外部評価

受賞歴:

『経済産業省DX セレクション2025』
『KANSAI DX AWARD 2024』

在宅医療に従事する人材育成

外部への取り組み

  • 訪問看護ステーションの経営ノウハウの提供
    「訪問看護無料セミナー」や「個別相談会」の開催、お役立ちサイトを通じて、診療報酬改定や法令情報、経営支援情報を提供しています。
  • 在宅医療に従事するICT人材育成
    2020年10月から大学や専門学校に訪問看護専用電子カルテ「iBow」を無償提供し、17校・延べ2,000名以上の学生の講義に活用されています。また、大学や専門学校で訪問看護に関する医療DX講座を実施し、技術進展が在宅医療に与える影響や可能性をお伝えすることで、将来のICT活用ができる医療人材の育成を支援しています。

内部への取り組み

  • e-ラーニングとIT教育
    OFF-JTの一環として、訪問看護のe-ラーニングサービスを受講できる環境やITおよび経営リテラシー向上のためのITパスポート取得支援も行い、医療DXやお客様の経営支援に対応できる人材育成をサポートしています。
  • 働きやすい職場環境
    女性も活躍できる企業として「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」および「えるぼし認定」を取得。また、多様な働き方やワークライフバランスの支援により、安心してキャリアを築ける環境を実現しています。
  • 経営トップと従業員の交流
    毎月一回、代表取締役社長と従業員のランチ会を開催し、会社の考え方や事業への思いを伝え、従業員の困りごとや考えを情報交換することで風通しのよい職場づくりを行っています。

ガバナンス

コーポレートガバナンスの基本的な考え方

当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値の創出を目指し、多様なステークホルダーとの協働を重視しています。取締役会および経営陣は、ステークホルダーの権利や立場を尊重し、事業活動における倫理を守る企業文化の醸成に努めています。
Missionの「ひとを幸せにする」の実現が社会的責務であると認識しています。これに基づき、社会貢献やステークホルダーの利益調和を追求し、経営環境の変化に迅速に対応できる体制を構築します。また、透明性と健全性の高い企業経営を実現することで、ステークホルダーとの信頼関係を強化してまいります。

コンプライアンス

当社は、コンプライアンス遵守に向けた活動として、管理本部長を委員長とし、取締役・監査役を構成員としたコンプライアンス委員会を設置しております。原則として年4回の定期的な開催に加え、重大な事象が発生した場合にも開催することとしております。また、必要に応じ弁護士等の外部専門家への相談等により、コンプライアンス体制の強化·推進に取り組んでおります。

具体的な取り組み

  • 反社会的勢力の排除
    「反社会的勢力による被害防止のための基本方針」を遵守し、社内規程の整備、対応マニュアルの整備を行っております。新規の契約時や継続的な取引がある先に対しての定点チェックを行い、遵守状況をコンプライアンス委員会に諮っております。
  • 内部通報制度
    従業員などを対象に規程や法令違反を含む企業倫理についての相談または申告を受け付ける「内部通報制度窓口」を設置し、社内窓口および外部専門家と連携した社外窓口で、常時、メールや電話、書面などで相談や申告を受け付けています。匿名での相談や申告も受け付けています。定期的な従業員向けの周知を行い、有効性を高めるとともに、通報したことを理由とした不利益な取扱を禁止する旨を規程に明記しております。

リスクマネジメント

リスクに対する当社の基本的な考え方は、事業目標の達成を阻害する可能性のある不確実性を管理し、企業価値の向上と持続可能な成長を目指すことにあります。適切にリスクを特定することにより、単なる損失回避だけでなく、新たな機会創出にもつながるものと考えております。リスクマネジメントに向けた活動として、管理本部長を委員長とし、取締役・監査役を構成員としたリスク管理委員会を設置しております。原則として年4回の定期的な開催に加え、重大な事象が発生した場合にも開催することとしております。
なお、当社の事業等のリスクは、有価証券報告書に記載がございます。

有価証券報告書

内部統制報告制度(J-SOX)への対応

金融商品取引法に基づく内部統制報告制度への対応として、財務報告の信頼性を確保すべく、内部統制評価を実施しています。評価結果については内部統制報告書として取りまとめ、投資家の皆様に開示しています。

株主との対話

当社にとって、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、株主との建設的な対話を積極的に推進しています。この対話を通じて、株主の意見や懸念を経営に反映させることで、透明性と信頼性の高い企業運営を目指しています。
具体的には、株主総会以外の場でも経営陣が株主の声に耳を傾ける機会を設け、事業戦略や経営方針について分かりやすく説明することに努めています。また、株主から得られた意見やフィードバックは取締役会並びに幹部社員にも共有され、経営改善につなげています。これにより、株主資本コストを意識した経営や資本効率向上が促進されるとともに、企業価値の最大化が図られます。

具体的な取り組み

施策 内容
決算説明会の実施 年4回(機関投資家向け・個人投資家向けにそれぞれ同内容で開催)
代表取締役より毎四半期の決算発表と同日に機関投資家様向け・個人投資家様向けの決算説明会を開催しております。
個別面談 個別面談数:172回(2024年12月期)
機関投資家様・アナリスト様との対話については、すべての個別面談において代表取締役あるいは常務取締役が出席し、積極的な対話を行うことで当社の事業理解を深めていただくとともに投資家の皆様からのフィードバックを経営に生かしております。